哺乳類の細胞培養において、解糖以外の酸性化の最⼤の要因は、TCA サイクルによって⽣成される CO2 です。このホワイトペーパーでは、この解糖以外の CO2 に依存した酸性化を、同時に測定されるミトコンドリア酸素消費速度を⽤いて説明するアプローチについて解説します。新しい基準であるプロトン流出速度 (proton efflux rate; PER) は、緩衝作⽤とプレートの形状を考慮することによって細胞外酸性化の測定を改善するために導⼊されました。さらに、CO2 に依存した酸性化を測定して差し引くことで、解糖由来のプロトン流出速度 (glycoPER) を算出することができます。これらのアプローチにより、解糖速度の測定精度が⼤幅に向上し、細胞の乳酸流出量と同等の結果を得ることができます。
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