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CellRaft® AIR システムによる自動セルクローニングシステム ~細胞のイメージング・識別・分離とCHO細胞への応用例~

シングルセルクローニングは単一クローンに由来した細胞株を樹立する手法であり、遺伝子導入した細胞株や抗体産生細胞の樹立などに必須の手法です。代表的なシングルセルクローニング法である限界希釈法やFACSは、大量のプレートや培地などの消耗品が必要になったり、大型かつ高価な機器の購入が必要だったり、あるいは単離後の細胞へのダメージが大きいといった問題点がありました。

Cell Microsystems社で開発されたCellRaft®AIRシステムは、極小のウェルが無数に並んだアレイを用いることで迅速かつ高い細胞生存率(80-90%)でシングルセル化が行えます。シングルセル化後にアレイ上で細胞を培養可能であり、成長率・クローナリティ・蛍光シグナル強度(3 channel)などから細胞を識別し、任意の細胞コロニーを培養プレートやPCRチューブに素早く単離することが可能です。

さらに、数万に及ぶシングルセルの増殖過程は時系列の画像データとして全てアーカイブ化されるので、時を遡って細胞の状態を確認することも可能です。この一連の作業の大部分を自動化することにより、
CellRaft®AIRシステムは極めて効率的なシングルセルのワークフローをお客様に提供します。

本セミナーではCellRaft®AIRシステムの特長と、CHO細胞を使用したモデルケースについてご紹介します。

 

【演者】有吉 純平 (プライムテック株式会社 ライフサイエンス事業部 研究支援部)



[ライブ実施:2021/10/28]

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