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生活習慣病モデルおよび関連疾患モデルにおいて、 身体組成に着目したDXA法評価事例のご紹介

世界の死因第一位である非感染性疾患(NCDs: Non-communicable diseases)である心血管疾患、がん、糖尿病、慢性呼吸器疾患は、偏った食生活や運動不足、嗜好品の過剰摂取といった不摂生な生活習慣により、発症のリスクが高くなることが明らかになっています。

世界保健機構(WHO)の統計では、近代化されたライフスタイルによる慢性的な運動不足は2000年代から現在まで解消には至らず、経済発展とグローバリズムにより肥満者の割合は世界的に増加しています。肥満はNCDsだけではなく睡眠障害、気分障害、関節炎、骨粗しょう症といった生活の質(QOL: Quality of Life)を低下させる疾患群との関連も明確となり、公衆衛生上の大きな課題となっています。

NCDs、QOLを低下させる疾患群、そして肥満に対する基礎的研究は、ライフタイムが短く遺伝子的操作に有利なマウスやラットなどの実験動物が広く用いられています。特に糖尿病、肥満、骨粗しょう症など身体組成(脂肪量、筋肉量、骨密度など)の変化を伴う疾患モデル動物においては、その病態の進行および処置・治療効果を長期的に同一個体でモニタリングする手法が3Rの観点からも求められています。

その有望な手段のひとつにマイクロCTやMRIといったin vivoイメージング技術がありますが、それらの中でも簡便性と迅速性、そして定量性の面で優れたイメージングモダリティとして二重エネルギーX 線吸収測定法(DXA: Dual energy X-ray Absorptiometry)が挙げられます。本ウェビナーでは、DXA法の有用性と疾患モデル動物の評価事例についてご紹介します。

本ウェビナーのトピック

  • 実験小動物用DXA体組成・骨密度計測システムの特徴
  • 身体組成評価におけるDXA法と他の評価技術との比較
  • 褐色脂肪細胞(BAT)とアディポカイン、ミトコンドリア呼吸と選択的オートファジーによる脂肪量の変化、糖代謝と骨密度の関係性などNCDs、QOLを低下させる疾患群、そして肥満に対する研究事例のご紹介
  • DXA法による実験用マウスの身体組成計測フローをライブ配信

【演者】水流 功春 (プライムテック株式会社 ライフサイエンス事業部 研究支援部)


[ライブ実施:2021/7/27]

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