中枢神経系疾患とミトコンドリア呼吸の関係性 ~Agilent Seahorse XFテクノロジーを用いた疾患研究への応用~

神経変性疾患には、アルツハイマー病、パーキンソン病、萎縮性側索硬化症(ALS)、前頭側頭型認知症(FTD)、レビー小体型認知症などの中枢神経系(CNS)疾患が含まれています。また、神経系の機能を維持するにあたってミクログリアやアストロサイト、オリゴデンドロサイトなどのグリア細胞の機能は必要不可欠であり、神経系の均衡が崩れることによって様々な神経損傷を引き起こすことが報告されています。

神経変性疾患とミトコンドリアの関係については、1970年に初めて報告されました。その後、神経変性疾患とミトコンドリアの様々な関係性が明らかにされましたが、その多くはエンドポイントアッセイを用いたものがほとんどです。2006年にミトコンドリア呼吸や解糖系などの細胞代謝をリアルタイム測定できるSeahorse XFが上市されて以降、中枢神経系疾患のメカニズムに関する研究はより一層加速化しました。

本ウェビナーでは、XFテクノロジーを用いることによって解明された中枢神経系疾患のメカニズムに加えて、神経損傷に対する有望な治療法の探索に関する事例をご紹介させていただきます。


【演者】野口 剣悟 (プライムテック株式会社 ライフサイエンス事業部 研究支援部)

 

[ライブ実施:2023/11/7]

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