【White Paper】Agilent Seahorse XF 技術による細胞の ATP 産⽣速度の定量化

Agilent_whitepaper-quantify-atp-production-rate_J_fig_sすべての細胞システムは、成⻑、分裂、移動、および環境への応答を⾏うために、エネルギー的に不利な反応をエネルギー的に有利な反応と組み合わせるように進化してきました。その結果、これらの細胞機能のいかなる変化も、エネルギー産⽣を測定することによって評価することができます。しかし、細胞内のエネルギーの量はかなり⼀定に保たれているので、この量を測定するだけで
は不⼗分です。

ATP は最も⼀般的な⾼エネルギー中間体であり、哺乳類細胞は上記の反応を可能にするために ATP の存在量を精巧に調節しています。哺乳類細胞は、ATP の産⽣と消費を緊密に連携 (すなわち、供給と需要のバランス) させることで、この定常状態を維持しています。したがって、ATP 産⽣速度を測定することにより、単に細胞内の ATP 量を測定するだけでは得られない細胞機能を⾒ることができます。このホワイトペーパーでは、哺乳類細胞における2つの主要な産⽣経路である解糖と酸化的リン酸化を測定することによる、ATP 産⽣速度を定量化するシンプルなアプローチについて説明します。酸化的リン酸化の指標である酸素消費速度 (OCR) と解糖の指標である細胞外酸性化速度 (ECAR) の測定値を ATP 産⽣速度の単位に変換するために必要な計算を提供し、検証しています。最後に、ATP 産⽣速度と ATP 量の測定⽅法を対照させた例を⽰し、これらのアプローチの違いを⽰しています。

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