MRIをより身近な研究ツールに!永久磁石型コンパクトMRIシステムの最新動向

MRIは核磁気共鳴現象を利用して生体内の特定原子核から発信される電波を収集・画像化し、生体組織の形態学的特徴および機能学的特徴を研究者が知ることのできるイメージングモダリティです。すでに臨床現場において高度な技術開発が成され、前臨床研究においてもトランスレーショナルリサーチを進める上で重要な研究ツールとして高機能化が進んでいます。

一方でMRIは使用者に高度な専門知識が必要なことに加えて、システム全体を維持するための大規模なインフラ整備、ランニングコストが大きな課題となっていました。

本ウェビナーでご紹介する実験小動物用 高性能コンパクトMRIシステム Mシリーズ(製造:Aspect Imaging、販売:Scintica、日本総代理店:プライムテック㈱)は、専門性の高いMRI技術をより使いやすく日々の研究プロトコルに組み込むことを目指し、ユーザーフレンドリなシステムデザイン、最小限のインフラ整備、軽微なランニングコストを実現し、費用対効果の高い永久磁石型MRIです。

Aspect Imaging社が提供する永久磁石を搭載した低磁場MRIシステムは、すでに日本国内でも10施設以上に導入され、多くの研究成果が日々報告されています。

今回はまずMシリーズのシンプルなシステムデザインとその簡便性、そして高磁場MRIとの比較データをお示しします。さらに様々な病態モデル動物においてMシリーズを活用した研究事例を列挙することで、前臨床研究における高性能コンパクトMRシステム Mシリーズの有用性をご紹介できれば幸いです。

【演者】水流 功春 (プライムテック株式会社 ライフサイエンス事業部 研究支援部)

[ライブ実施:2022/11/24]

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